ゴルフクラブのお手入れ
ゴルフで使用するクラブは、1人14本まで持つことが許されています。一般的にウッド(長距離)が3、4本、アイアン(短距離)が8、9本、パター(カップに入れる)が1本の構成が多いようです。
これらはドライビングレンジでの練習後やラウンド後、定期的なお手入れが必要です。
ゴルフラウンドレッスン終了後に、こまめにお手入れすることをおすすめしています。
ヘッド(先端部分)
ヘッドはボールを当てるフェース、構えた時に上になるクラウン、ヘッドのカカトに当たるヒール、ヘッドの先端部分であるトゥに分けることができます。木製のウッドであれば汚れを取り除き、乾拭きのみで大丈夫です。
バケツを用意して家庭用中性洗剤を数滴入れてかき混ぜ、その中にクラブのヘッドを5~10分ほどつけます。その際にネックセルは水面から出してください。それからナイロンブラシをフェースの溝に沿って左右に動かして掃除します。その後にスポンジでヘッド全体を洗い、水洗いしてから乾拭きし、完全に水気を取ります。
十分に乾燥したら自動車用ワックスかCRCをフェース以外につけてから乾拭きし、錆止めを行います。錆止めをフェースにつけるとスピンに影響するので、フェースにはつけなくて良いです。
シャフト(長い棒部分)
シャフトが金属のスチールシャフトの場合は、基本的にサビにくい素材です。しかし一度サビが発生すると、すぐに内部がサビに侵食されるためプレー中に折れることもあります。表面がボコボコだったり、サビの粉が出ていたりする状態であればシャフトを交換してください。
スチールシャフトのお手入れですが、水につける必要はありません。ヘッドとシャフトの接合部から水が入ってしまうので、シャフトについている砂やドロを拭き取ってから、水拭きと乾拭きを行ってください。水気が残らないように注意してから日陰に干して乾燥させます。十分に乾燥したら自動車用ワックスかCRCをつけて布で拭いて、錆止め処置を行います。
シャフトが化学樹脂のカーボンの場合は、汚れを取り除いて乾拭きだけでお手入れ完了です。
グリップ(手で握る部分)
手で握るゴム部分は、常に摩耗していきます。たとえ未使用でも自然劣化していき、表面が黒光りして硬化していくのです。このような状態であれば交換が必要です。また、ゴム部分がすり減り、ゴムに穴が空いている状態も交換してください。
グリップのお手入れは汚れや油分を取り除き、滑らないようにすることが目的です。グリップの先端部分に穴が空いているグリップエンドに、水が入らないように常に下に向けた状態で行います。まずグリップ全体にぬるま湯をかけてゴミやホコリを落とします。
それから家庭用中性洗剤もしくは石鹸をスポンジにつけて、全体をしっかり洗います。ゴシゴシこすると、ゴム部分が損傷するので優しく洗ってください。ぬるま湯で十分に洗い流した後に、乾いたタオルで水気を拭き取ります。後は直射日光を避けて、自然に乾かしてください。
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