レッスンの中で、スイングについてアドバイスをしている事が多いのですが、
コースに行く予定が近いお客様ほど、アドバイスの量を減らし、お伝えする内容を変えています。
特に手の事、コックや手首の向きといった事は絶対言わないようにしますし、
手の上げる方向やトップの位置などもよっぽどそこがエラーになっている場合を除き
言いません。
なぜなら、球を打つ事が目的のスイングにおいて、
・手に意識がいき、過敏になりすぎて手が反応してしまう状態
・クラブの動きやタイミングからかけ離れた身体の事を考えてしまう
このような事がコースで一番いい球を打てなくするからです。
ヘッドが球を打つのですから、
クラブヘッドのタイミングや軌道や向きを意識できるアドバイス、
イメージこそがコースで重要な事です。
例えば、
・1構え、2トップ、3インパクト(付近)、4フィニッシュで
お腹(胸、体幹)とヘッドのタイミングが揃うイメージで振ってください
・逆に身体を止めてヘッドの振り抜きだけを行ってください
・目をつぶってクラブの重みやタイミングを感じて素振りをしてください
・ボールより先のマット(芝)をするように素振りをしてください
・上に振ってハイドローを打っていくイメージをしてください
というようなアドバイスです。(もちろん、一つだけ提供します)
そして、
・アライメントの確認、アドレスや球の位置の確認、
・1球ずつクラブを変えて打つ、
・目標を変えてアプローチする、
・ハイティーアップした球を打つ、
・片足立ちで球を打つ、
・一番手前から20yの看板までに順番に球をアプローチして何球置くことができるか、
といった、本番に近い練習や意識、ゲーム性を持たせた練習などを
お伝えしていきます。
くれぐれもコース直前に細かい意識や何百球もドライバーを打つ
といった練習はしないようにしましょう!