お客様からラウンドの結果をお知らせ頂くときに、
ショットはまずまず打てたのですが、
パッティングが全然ダメでした、、、

と言われる事は多いです。

パットに対して悩んでいる人は非常に多いです。

実は私もレッスン活動をする以前に
すごく独特なスタイルでパッティングをしていた時は
18ホールのパット数30前後で回れていました。

しかし、パッティングの知識を入れるほどに、
悪くなっていきました。33-34打っている事がよくあります。

何が変わってきたかというと、手段をいじろうとして情報や知識を入れたばかりに、
パッティングで一番肝心な事、
『ただ、その方向に思った強さで転がす』という目的からどんどん反れていったという事です。

ある名手は、コツを聞かれたときに、
『入れる事しか考えてない』と言います。

谷口徹プロに、パターはどれくらいの強さで握っていますか?と聞いた時、
『そんなん考えた事ないわ!』と一蹴。笑

上手い人ほど、カップインする球のルートやスピードのイメージを抱き、
『ただそこにヘッドを出すだけ』という感覚で打っています。

ゴルフは、特にパッティングは、本来それくらい単純なゲームです。

パッティングは、フェースの向きが球の飛び出しを90パーセント決めますから、
フェースを出したい方向に出すだけなのです。

距離は?と思われるかもしれませんが、
目標を目で見ていますから、頭が勝手に判断してくれています。
どのふり幅で打とうとかはナンセンスで、ただ、目標を見ている時間を長くすれば、
距離感は脳が勝手に必要なふり幅やスピードを組み立ててくれています。

ですから、
『ただそこに出すだけ』なのです。

この話でピンとこない方は、
目標を見たまま打つ、という練習や、
フェースとボールをくっつけたまま、目標に運ぶ、

というドリルを是非行ってください。

思った強さで打つ事ができたり出来なかったりする人は、
手首を使いすぎてたり、ふり幅が大きすぎたりして
ゆっくりと加速しながら打つという事ができていない可能性があります。

そういった方のみ、ストロークの仕方を変えてやる必要があるかもしれません。

その際も、決して形にこだわるのではなく、
思った強さやスピードの球を転がせるようにする、という目的を決して忘れないでくださいね(^^)