冷静と情熱の間、、、かのようですが、

ゴルフの上達に欠かせない言葉、姿勢、心構えだと思います。

それでも、自分はできるという自信家の人ほど、
提供したドリルをあまり行わなかったり、
すぐにフルスイングに移行したりします。

できたと思うのが早すぎるのです。

自分の動きを毎スイング客観視する事は難しいですし
逆に1球ずつモニターをチェックしててもきっと混乱するでしょう。

という事もあって、折角良い動きが入ったのに、
すぐフルスイングに移行して元の癖がまた覆いかぶさっていて、
自分では気付いていなかったりします。

できた気になって、自主練でもあまりドリルをせず、
1週間たって、あれ?なんかおかしい、、、となって
ほとんど元の状態と変わっていかなったりします。

一方、謙虚な方は、提供したドリルをひたすら繰り返します。

これでいいのかと自問しながら、もしくは、お伝えした意味を
ご自身なりにかみくだきながら調節していくので、
だんだんドリルのクオリティが上がっていきます。

1週間後に自主練でもドリルをされていたのが明らかにわかる程、
動きに変化があります。
また、練習の開始時は、前回のドリルを行われています。

ひたむきさが伝わってきて、この方は長い目で見たら必ず上達されると確信する瞬間です。

ただ、そう簡単にいかないのがゴルフです。

本番のコースにおいては、その謙虚さが自信の無さとなってしまう事があります。

まだ十分じゃないと思ってしまうと、不安になり
練習場で出来ている事ができなくなったりします。

練習場とコースの雰囲気の違いからの不安も生じます。

その中でも、自信を持って練習で行った事を発揮するという、
コースで必要な事は自信そのものです。

自信家の人がコースで失敗しても、たまたまだとか、
なんだったらクラブが悪いとか言って
自分を貫き通して結果的にいい流れをつくる事もあります。

この自信を自分でいつでも引き出せる強さと
逆に自信が過信にならない謙虚さ、
このバランス、中庸、中庸、が最終的にスコアが良くなっていく過程でたどり着く所です。

練習は謙虚に、そして本番は自信を持って。

単純なようで中々人間力が要る事だと感じています。
謙虚な日頃の積み重ねによる静かな内からの自信。